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<title>放課後の保健室</title>
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<description>AIDSを伝えるネットワーク TENCAI が運営するブログです。</description>
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<title>７月ゲストトーク「ポール君が見た中高生の恋愛・日本とイギリス」</title>
<description> 日時：２００６年７月２６日（水）　午後７時～９時場所：世田谷ボランティア協会　２階共同会議室ゲスト紹介Paul Holmesさんは１９歳。日本に来るきっかけは、スコットランドの国際交流団体「プロジェクトトラスト（Project Trust）」のインターンシッププログラムです。英国では、高校を卒業したあとすぐに大学に進学するのではなく、学費を稼ぐために数年働いたり、あるいはボランティア活動やこのようなインターンシップに参加
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<![CDATA[ <strong>日時：２００６年７月２６日（水）　午後７時～９時<br />場所：世田谷ボランティア協会　２階共同会議室</strong><br /><br /><span style=font-size:large>ゲスト紹介</span><br />Paul Holmesさんは１９歳。日本に来るきっかけは、スコットランドの国際交流団体「プロジェクトトラスト（Project Trust）」のインターンシッププログラムです。<br />英国では、高校を卒業したあとすぐに大学に進学するのではなく、学費を稼ぐために数年働いたり、あるいはボランティア活動やこのようなインターンシップに参加して社会経験を積んでから進学することが多いようです。<br />Paulさんは高校を卒業後すぐにこのインターンに参加、来日しました。<br /><br />Paulさんのインターン内容は、北区にある私立中学・高校の英語の補助教員。約１年間のインターンプログラムを終えて、８月にはスコットランドに帰国します。１年間の経験をもとに、彼の見た日本と英国の中高生の違いを語ってもらいました。<br /><br /><hr><br /><u><span style=font-size:large>Paulさんのお話</span><br /></u><br /><a href="http://blog-imgs-10.fc2.com/t/e/n/tencai/012.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-10.fc2.com/t/e/n/tencai/012.jpg" align="right"  alt="エディンバラ城の写真" border="0"></a>僕の出身は、英国の北の方にあるスコットランド。地元はエディンバラ、スコットランドの首都（写真）なんだ。人口は約50万人で、東京に比べるとかなり小さいけどね。スコットランドの人口は約500万人、英国全体の人口は約5000万人だよ。言語は英語と、スコットランド特有の言葉としてはゲール語。スコットランド語って言ってもいいかな。<br clear="all"><br /><br />今日のテーマは「日本とスコットランドの若者の違い」についてだったね。<br /><br /><u><strong>一番違うと思ったこと</strong></u><br /><br />とにかく学校にいる時間が違うよね。スコットランドでは、学校はだいたい８時か９時から始まって３時半ごろ終わるけど、日本は５時とか、遅ければ７時ごろまで学校にいるでしょ。<br />あと、大学受験。スコットランドには「大学受験」がなくて、そのかわり、高校３年間のテストの成績で入れる大学が決まるんだ。テストの成績がオールAならいい大学に行けるし、そうじゃなければ、それなりのところに行く。<br /><br />それから、日本とスコットランドを比べたときに特に違うと思ったのは「性教育」。<br />スコットランド、それにイングランドでも、性教育はかなり率直に話し合われていた。中学校でも、高校でも。セックスの話、それからタバコ、アルコール、ドラッグ。<br />でも日本ではこのことを話題にしちゃいけないみたいだね。１年間日本の学校にいたけど、一度も「性教育」しているところを見なかったし、聞いても答えてもらえなかった。<br /><br /><u><strong>結婚制度の違い</strong></u><br /><br />スコットランドでは、親の許しに関係なく、男女とも１６歳になれば結婚できる。同じ英国でも、イングランドとウェールズでは、１６歳の結婚には親の許可がいる。親の許可がいらないのは１８歳になってから。へえ、日本は男と女で結婚できる年齢が違うんだ、英国は平等だよ。<br />それからもう一つの違いは、男の子のセックス年齢には制限がないけど、女の子は１６歳にならないとセックスできない。これは、妊娠・出産というリスクから「女の子の体を守る」ための法律。<br />たとえば同級生で付き合っていて、彼が１６歳で彼女がまだ１６歳になっていなくて、そして彼女が「いいよ」といってセックスしたとしても、レイプと見なされる。<br />とにかく「女の子の体を守るため」ってことで規定されている法律なんだ。多分女の子は「不公平」って感じるだろうね。男の子は制限されないんだから。<br />でも、男は妊娠しないから・・・。（苦笑）<br /><br /><u><strong>中高生の「デート」</strong></u><br /><br />中学生のデートについては、スコットランドでも家庭によっていろんな考え方がある。お父さんの方が「別に良いんじゃない」って考えていることが多くて、お母さんの方が厳しいかなあ。結婚を前提にした付き合いならともかく、将来のことを何も考えずにただデートしているだけなら、厳しく言われる家は多いと思うよ。<br />中１くらいからデートし始める子もいるけど、真面目な恋人同士のデートは高校に入ってから、って言うのが一般的じゃないかな。<br /><br />中学生の時は、映画とか買い物に一緒に行くくらいしかデートの場所ってないけど、高校生になれば、どこで、どんなデートをするかはカップルによってすごく違ってくるね。高校生になれば車の免許（スコットランドではスクーターには免許がいらず、バイクと車は１６歳で免許が取れる。ただし大型バイクの限定解除は２１歳）が取れるし、高校３年生（１８歳）になればお酒が飲めるようになるから、ドライブとか、バーでのデートができるようになるんだ。<br /><br /><u><strong>「性教育」について</strong></u><br /><br />最初の「性教育」って感じの授業は、スコットランドでは１０歳くらいから始まる。英国の義務教育は７歳からだから、３年生とか４年生になるかな。最初は「男女が惹かれあうのは自然なこと」みたいな軽い話を聞くだけだけど、１１歳になったらすぐに、「セックスの危険性」について習うんだ。<br />特に「性被害」。見知らぬ人から性的な嫌がらせにあいそうになったら、みたいなことだね。小学校では性感染症はまだ習わないけど、一般的な感染予防については習った。<br /><br />中学、高校では毎年少しずついろいろなことを学ぶ。<br />エイズについて最初に習うのは中学１年くらいかな。個人差があるけど、１２、１３歳から始まって、詳しく習うのは高校。保健の科目として、週２、３時間の授業が５週間、高校を卒業するまで毎年設けられている。性教育だけじゃなく、健康に関するいろいろなことを扱うんだ。<br />エイズについてはニュースが多いから、みんなある程度知ってる。でもちゃんと勉強したわけじゃないから、授業があることは大切だと思う。養護の先生や、ボランティア活動をしている人を囲んだミーティングや特別講義もあるよ。<br />避妊については授業時間も多くて、コンドームやピルについても詳しく習った。<br /><br />英国の場合、例えばドラッグは５週間、暴力は２週間、アルコールは２週間という感じで、やらなければいけない時間が決まっている。暴力は、主にデートレイプのこと。みんなの学校はどうなの？<br /><br /><strong>参加者：こないだちょっとやった。保健の授業は月２回で、教科書を読む感じ。内容は、健康とか成長とか、出産・子育て。妊娠についてはやらなかった。薬とアルコールのことはやったけど、あまり深くは触れなかった。１ページくらいかな。</strong><br /><br />そうなんだ。主に出産後のことをやるんだね。<br />日本の学校って、「ページ（教科書中心）」だよねー。（笑）スコットランドでは、話し合いが多い。丸く座って、先生もその中に入って話し合うんだ。<br /><br />英国では、自分の子どもに性教育を受けさせるかどうかは、親が決められる。ほとんどの親は、子どもに性教育を受けさせるのは構わないと考えているけど、宗教や価値観から、自分の子どもに学校で性教育を受けて欲しくないと考える親もいる。その場合は、その子が学校での性教育を必要としない理由を書いた手紙（オプト・アウト・レター）を学校に提出すればいい。例えば「自分の子どもの性教育は自分が教えたいと思っているから、授業から外してくれ。」みたいな。<br />そういうレターが出された子は、性教育のクラスからはずされる。<br /><br />日本で性教育が進みにくいのはPTAから文句が来るから、って聞くとすごく変な感じがする。英国でも小学生や中学１年くらいならみんな子どもだから、性教育の授業でくすくす笑ったり、ふざけたりするけど、中学３年とか高校になれば、なんて言うのかなあ、みんなもっと真面目だよ。<br /><br />英国にも、神経質で性教育の授業が苦手な先生はいるけど、そういう場合は養護の先生とか、外部の先生が入ってチームで教えられるようになっている。<u>僕の母親は実は養護の先生</u>なんだけど、複数の学校を回って性教育の授業（トーク、つまり話し合いと言っていた）をしていた。<br /><br />性教育の授業では、いろんなゲームを使う。僕が受けた授業では、先生が大きなバッグを持ってきて、その中にいろんな種類の避妊具が入ってるの。生徒がその中から一つずつものをとり出して、それが「何か」説明していくんだけど、その中には「バナナとコンドーム」みたいなのもあった。<br />そういう授業って楽しいじゃない？<br />でも、うちは母親が養護の先生だったからね、家で結構詳しく教えられて、それなのに学校にも来るから、僕とか兄弟はみんな「ちぇ、まただよ」って感じで話を聞いてた。（爆笑）<br /><br /><strong>参加者：性教育は男女一緒に受けるの？</strong><br /><br />睾丸（こうがん）や前立腺のがん、それから乳がんの話を聞いたときはクラスが別れた。だって女の子に睾丸は関係ないし、乳がんは主に女の子の話だもんね。でもほとんどの話は一緒に聞いたよ。生理やピル、避妊の話は、男もちゃんと知っておくべきことだもの。<br /><br />性器のがんの話を性教育に入れるのは、ここ１０年くらいで変わってきたことなんだ。最近英国では、理由はわからないけど、２０代の睾丸のガンがとても増えてるんだって。でも普通、「自分の睾丸がちょっと変だなあ」と思っても、恥ずかしいからなかなかお医者さんにいかないじゃない？<br />それで発見が遅れてしまうのはまずいから、学校の授業でちゃんと教えておこうってことになったらしいよ。<br />それは、女の子の乳がんも同じ。<br /><br />AIDSもここ２０年くらいの病気でしょ？だから、AIDSと性器のがんを性教育に入れ始めたのは最近ってことだよね。<br /><br /><u><strong>日本と英国、つき合い方や結婚観の違い、そしてPaul君が考える「理想の結婚」「理想の相手」</strong></u><br /><br />英国では今、結婚年齢がどんどん上がってきていて、３０歳後半の結婚が珍しくなってきている。だいたい２、３人の子どもを持つから、出産年齢も上がってきているね。そういえば２週間前、６４歳の人が子どもを産んだ、ってニュースになっていたっけ。<br />どんな結婚が理想かはそれぞれ考えが違うと思うから、僕はノーコメント。<br /><br />日本人に好みのタイプを聞くと、「優しい人」って言う人多いよね。若い子たちを見てると、電話するのもメールするのも女の子の方からで、女の子たちが男の子の気を引こうと一生懸命なのに、男の子は強がって興味がない態度をとってる感じ。だからみんな「優しい人がイイ」って言うのかな。<br /><br />英国は逆で、男の子たちがせっせとデートに誘ったり、あれこれ気を引こうと一生懸命になってて、でも女の子たちはそれを全然相手にしてない、って感じなんだ。<br />それって多分、文化の違いなんだと思う。日本人はシャイ（恥ずかしがり屋）っていうけど、英国にもシャイな男はいっぱいいる。でも英国では「自信に満ちた」「強い」男じゃないと評価されないから、男の子たちはがんばって積極的にアプローチしようとするんだよね。<br /><br />でも、日本も英国も同じだなあ、って思ったことがある。それは、男の子は自分より小さい女の子が好きな傾向にあるし、女の子は自分より大きい男の子がいい、って考える傾向があるってこと。<br />ここはおんなじかなあ。<br /><br />あと、僕にとっては「言葉が同じ」相手ってことがとても大切。英国にはいろいろな国から人が来ているし、国や民族は関係ないけど「英語」がしゃべれる人じゃないと。<br /><br />日本に来たことで、僕は他の英国人と違う個性が身についたと思ってる。映画が好きとか音楽が好き、って言うのに比べると、「日本が好き」「日本文化に興味がある」って、ちょっと変わってるでしょ。<br />だから、そういう「僕」を好きになってくれる人が現れるだろう、って思ってるんだ。<br /><br />たまにさ、「頭悪くてもお金持ってる男の方がイイ」って考えてる女の子いない？<br />でも、そうじゃない知的な男が好き、って考える女の子も多いよね。そうでしょう？<br /><br /><hr><br /><br /><a href="http://blog-imgs-10.fc2.com/t/e/n/tencai/011.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-10.fc2.com/t/e/n/tencai/011.jpg" align="left"  alt="７月ゲストトーク" border="0"></a>お話を聞いた後、三軒茶屋に来てくれたお礼と記念に、三軒茶屋みやげの定番「さんちゃTシャツ（写真）」をプレゼントし、チョコレートケーキを囲んでお茶会をしました。<br />お茶会では、インターンの経験やスコットランドの話など、いろんなことをおしゃべりしました。<br clear="all"><br /><br /><hr><br /><u><span style=font-size:large>Paulさんからの感想</span></u><br />今日のミーティング、すごく楽しかったよ！<br /><br />日本に来て１年経つけど、性教育についてこんなに率直に話し合えたのは初めてだったからとてもうれしかった。<br />本当はインターン中に、生徒たちともっとこういうことを話し合ってみたかったんだけど、学校からいつも、「君は英語を教える先生なんだから」って扱われてさ。話題にしてもいけないみたいで、どうなっているのかな、って思っていたんだ。<br /><br />今日のこと、すぐママにメールするつもりだよ。<br />「僕、日本でこんな話しちゃったんだよ。」って。<br />きっと喜ぶと思う。<br /><br />もうすぐスコットランドに帰るけど、また日本に来たいと思ってる。<br />もう一度、みんなに会えればいいな。<br /><br />今日は、本当にどうもありがとう！<br /><br />※「Britain」と言われたところは「英国」、「Scotland」と言われたところは「スコットランド」と表記しました。ただ話の中では、「in Britain」を「イングランドとウェールズでは」という意味で使っていた部分も多くありました。そのへんあまり厳密に区別していませんのでご了承ください。（by TENCAI's Wizard） ]]>
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<dc:date>2006-08-01T13:54:11+09:00</dc:date>
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